トラリピのアレンジ設定の方法
こちらの記事でトラリピの「基本設定」の作り方を書きましたが、
私はそれに更にアレンジを加えた設定で運用しています
それは要するに、
トラリピでどの程度のリスクを許容できるか、
どのようなスタンスでトラリピに向き合っていくか、
という話でもあります
基本設定について
基本設定は安心設定なんですが、その分利益は少なめです
少ないトラップ本数で広いレンジをカバーしているので当然です
これ以上の利益を出すには、
①必要な資金を投入した上でレンジを変えずにトラップ本数を増やす
②必要な資金を投入した上でトラップ本数は変えずに、レンジを絞る
この2つの方法があります
①にすればレンジから外れる心配は低いですが、資金効率は悪くなってしまいます
逆に②の場合は、資金効率は維持できますが、チャートがレンジから外れてしまい、ロスカットはされないけども利益もうまれない期間が出る可能性があります
どちらも一長一短ですね
私のトラリピデビューはCAD/JPYですが、
これはまさに基本設定に忠実に設定しています
その後追加したNZD/USDでは、
必要な資金を追加した上で仕掛けるレンジの範囲を狭くすることで利益率を上げる②の設定で運用しています
そしてその後に追加したAUD/USDでは、
それら2つの通貨ペアを運用しながら思いついたの第3の選択肢を実践しています
それが③必要な資金を投入せず、レンジを狭めた上に、トラップの本数も増やす設定です
この③で犠牲にしているのは安全性です
ある程度のリスクを許容することで、
資金効率も維持しつつ、利益も確保する作戦です
一番最近設定したEUR/JPYを例に、
具体的にどのようなリスクを許容した設定になっているのかを説明します
第三の選択肢
まずレンジです
例えば売りトラリピのエリアに関して、
基本設定の場合120〜150をレンジにしていますが、
私は120〜131をレンジにしています
かなり大胆に上を削りました
なぜなら中長期のチャートを見る限り今は下げのトレンドにあることと、
そんなすぐに131まで来ることはなさそうと判断したからです
もちろん相場を予想するのは難しいので、
もしかしたら運用開始した直後に一気に131に向けてチャートが上昇し続ける可能性はあります
ただ私はそうはならないと想定し、
その分そうなるリスクは覚悟の上でこの設定にしました
続いて本数です
上でレンジが決まったので次は本数です
先ほども書いた通り、
ひとまず131にはそんなすぐにならないことを想定しているので、
少なくともロスカットが131より上にくる本数にします
ちなみに基本設定で23本だったので、
絞ったレンジで23本にするとロスカットは141.567円でした
これでも比較的よさそうですが、
もう少し本数を増やしたいと思います
比較的安全設定のNZD/USDのレバレッジや想定最低維持率を参考に、
本数を調整しました
40本だとロスカットが131.693円で、
さすがにレンジ上限と近すぎると思いましたので、
35本でロスカット134.417円にしました
※ブログとかで他の方の設定を拝見させて頂いてるんですが、
たまにかなり攻めた設定にしている方がいて、
試しにトラリピ運用試算表で計算してみると、
レンジが120〜135なのに、ロスカットが132円みたいな設定になっている方がいます
それって132円でロスカットになるから、
132〜135円に仕掛けてるトラップ、意味ないんじゃあ…
とゆうことで
基本設定と比べると、
レンジも本数もかなり攻めた設定になっていますが、
以下でリスクヘッジをしています
・手元にまだ余剰資金がある
・いざとなったら、12月までにゆっくりトラリピに投下する予定の20万を補填する
・他の通貨ペアは比較的安全な設定になってるので、複数通貨ペアでリスク分散
・少しずつトラリピの利益も蓄積している(もちろん一度も出金してません)
・最悪の場合はWealthNaviで運用中の資金も手仕舞いしてこちらに補填する(現在約50万)
・とは言え、そんなすぐにロスカットされないと思われる
最後のポイントだけ論拠が弱いので、チャートで見てみます
まずは2008年のリーマンショック以降の10年程のチャートです
これを見ると131とか結構簡単に行きそうですよね…
続いて中期チャート
2015年からの約5年間のチャートですが、
これでもまだ131いきそうですね…
最後に短期チャートです
どうでしょう?
ちなみにこれまでは週足のチャートでしたので、
もっとわかりやすく日足のチャートにすると、
どうですか?
こうやってみると、
131とゆうのはそうそう易々とタッチするラインじゃないと、
思いませんか?
少なくとも私は思います
ちなみにこの日足のチャートを見ても、
下りのトレンドであることがよくわかります
追加で20万を入れた場合のロスカット139.961もチャートに落としてみましたが、
ここまでくるとそう簡単にはいかなそうです
もう一度長期チャートでみてみると、
直近で139.961にあったのは2015年6月なので、
4年前ですね
もちろんあくまで参考にしているの過去の実績なので、
これからどうなるかは誰もわかりません
だからこそ安全に行くために「基本設定」で行くのも戦略ですし、
多少のリスクを覚悟の上で「アレンジ」するのも戦略の一つです
そもそもなぜ「基本設定」以上の利益を出したいのか?
そもそもの問いですね
これに関して書き始めると長くなってしまいそうなので、
別記事にします
追記:
別記事にしましたのでコチラからどうぞ
salary-fudousan.hatenablog.com