30代サラリーマンが始める資産運用

30代サラリーマンが始める資産運用

東京在住の30代半ばのサラリーマンです。2018年に不動産投資を始めようと思い立ち色々やってみたんですが購入に至らず、2019年からは資産運用をコツコツ続けています。リアルタイムで進行中の運用状況を書いていきます。

トラリピのスワップ振替ってなに?

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きっかけはあっきんさんのこのツイートから

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私も初めは「スワップ振替?なにそれ、美味しいの?」

という感じでしたが、実際に自分で使ってみてこの機能の意味が理解できたので、

この記事でまとめます

 

スワップ振替とは?

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2019/5/26に刷新されたトラリピの新システムから搭載された

この「スワップ振替」の機能について、詳しく確認してみました

 

そもそもスワップとは?

まずは「そもそもスワップって何?」って人のために、スワップの説明から

 

公式の説明によると、

スワップとは、お取引する通貨ペア間でのそれぞれの金利差相当額のことをいいます。

https://www.m2j.co.jp/m2jfx-guide/swap

 

よく分からないですね

別の説明によると、

スワップについて

スワップは各国金利情勢等により、「受取り」から「支払い」に転じること、または買いポジションと売りポジションともに支払いとなることもあります。

スワップは、取引口座内において日々計算されますが、スワップの実現・未実現はトレード画面内で操作することができます。

  • ポジションを決済する、あるいはスワップ振替を行う
    スワップは「預託証拠金」に反映されます(実現)
  • ポジションを持ったまま、スワップ振替を行わない
    スワップはトレード画面の「口座状況」で確認できます(未実現)

休日も計算の対象になります。また、スワップは、政策金利のみならず、外国為替相場、各国の市場金利情勢等の変化に伴って随時変動します。

https://www.m2j.co.jp/m2jfx-guide/swap

 

まだよく分からないですね

 

簡単に説明しますと、 

要するにスワップとは、ポジションを持ってるだけで発生する手数料みたいなものです

トラリピは取引手数料は一切かからないのですが、

ポジションを持つだけで発生する手数料があるんですね

 

通貨ペアや売り/買いポジションによってスワップの金額は異なり、

ポジションによってはプラスの場合もあります

 

これがスワップです

 

スワップ発生の詳しい仕組みは以下の公式に記載がありますが、

読んでもよくわからないので、

とにかくポジション毎に発生する手数料と理解すればよいかと思います

www.m2j.co.jp

 

新システムからの変更点

2019/5/26から始まった現在のシステムで、スワップのルールが変わりました

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これも要約すると、

・ポジション毎にスワップは日々発生する

・ただし発生したスワップは日々決済されない

・ポジションごとにスワップが蓄積(プール)され続ける

・そのポジションが決済された時にそれまでプールされたスワップが一気に決済される

このようなルールになりました

 

具体例

例えば、NZD/USDの売りポジションのスワップが0.1万通貨毎にマイナス10円だとします

そのポジションを0.1万通貨持つと、毎日マイナス10円ずつスワップが発生します

そのポジションを10日持ち続けて、10日目に500円の利益で決済された場合、

500円の利益になるところが、プールされていたマイナススワップ10円×10日分=マイナス100円分が同時に決済されるので、

400円の収益になるわけです

 

これが新ルール①です

 

新ルール②が「スワップの振替」です

これは日々蓄積されていくスワップを、

ポジションごとに任意のタイミングで決済できる、と言う機能です

 

例えば上の例と同じポジションを持つと仮定すると、

5日目の時点で50円のマイナススワップが発生しますので、

これを振替ボタンで決済することができます

(厳密には決済して口座に反映されるまでには数日かかります)

そうすると10日目に500円の利益として決済されると同時に、

すでに5日目の時点でマイナス50円は決済されているので、

450円の収益として計上されるわけです

 

これが「スワップ振替」の機能です

  

スワップ振替やってみた

ということで、せっかくなので使ってみました

使い方はとても簡単で、

アプリのメニューからスワップ振替を選択して

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振り替えたいポジションを選択して

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実行ボタンを押すだけです

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ちなみに、一つずつしかできないです…

 

で、何件やったか覚えてないですが、

とにかくたくさん溜まっていた全てのスワップを振替処理した直後のキャプチャがこちらです

8/26時点で-8,402円だったスワップが、

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8/29に全て振り替えたところ、

スワップは0円になり、受渡前損益が-8,663円になりました

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けっこうな額のマイナススワップが溜まってましたね…

 

 

この機能の使い所

勢い余って使ってはみたものの、

正直やる必要なかったかなと感じてます…

 

なぜなら結局ポジションが決済された時に実現されるものなので、

わざわざ前倒してマイナススワップを取ることもないかなというのと、

ポジションが決済されるタイミングってことはある程度良い相場の可能性が高いので、

スワップ分のマイナスがあっても他の利益で気分が紛れるかなというのが理由です

 

私の今のNZD/USDみたいに、

レンジアウトしてるポジションのマイナススワップを、

わざわざ前倒して振り替えて損失だけ実現するってのは、

精神衛生上少なくともプラスではなかったことだけはお伝えしておきます

  

となると、この機能の使い所がよくわからないですね…

スワップが溜まるのが気持ち悪いから、毎月清算したい

・高スワップ目的で運用してるポジションのスワップを実現させる

・溜まったマイナススワップを実現することで、利益を一時的に下げる

 

私の浅い経験でパッと思いつくのはこんなぐらいですかね

何をどんな目的で使うかは、あなた次第・・・

 

 

まとめ

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ということで、スワップ振替の機能についてまとめてみました

 

あくまで私個人の意見としては、

(基本的には)もう使いません!

個々のポジションが決済される時に同時に実現されるのを待ちます

 

これでまた一つ勉強になりました

 

みなさんも早まらず冷静にご検討くださいませ