トラリピの今のリスクを確認する
8月に入ってから為替が不安定になり、
私が運用している全ての通貨ペアも下げトレンドになり、
トラリピの含み損がそれに伴い膨らみ続けています
今の設定で大丈夫かな?
ロスカットされないかな?
なんて毎日ヒヤヒヤしながら過ごすのは精神衛生上良くないので、
8/5にリリースされたばかりのシミュレーションツールを使って、
今のトラリピの設定のリスクを検証してみました
※先週の週次報告の内容を切り出して、別記事にしました
トラリピの今の状況(2019/8/10時点)
8月に入って以降トレンド的には明らかに下降傾向で、
今週は瞬間的に含み損がマイナス20万を超えて、
維持率が初めて700%を切りました
維持率がここまで下がるのは初めてのことなので、
念の為しっかりリスクを確認していきたいと思います
各通貨ペアの最近のチャート
リスクを確認する前に、
まずは各通貨ペアの直近の動きを確認していきます
CAD/JPY
8月に入ってから一気に下降してますが、
ギリギリ基本のトラリピの最低のトラップにタッチしないぐらいで、
少し回復した後にヨコヨコし始めています
この辺りは追加トラリピが少ないので、早いところ回復して欲しいです
ちなみに基本トラリピの最低トラップの79.00を仮に下抜けしたとしても、
6/3に追加したトラリピが残っているので多少の追従もできます
NZD/USD
今週もなんとか決済が3つありましたが、
ついに買いトラリピのレンジを下抜けしてしまいました
しかも見事に買いトラリピのほぼてっぺんから下がり続けるという、
想定されうる最も良くない動きです…
運用当初のロスカットレートの0.634にかなり肉薄していましたので、
シミュレーションツールを使って以下でしっかりリスクを確認してみます
AUD/USD
先々週から下降の一途を辿ってるんですが、
今週ようやく反発して回復を見せて5件の決済となりました
まだ買いトラリピの範囲内なので、
回復して決済が積み上がるといいなーと思ってます
EUR/JPY
先週からすっかり買いトラリピのレンジに突入し、
今週もそのレンジ内をヨコヨコしてますが、ポチポチと5件も決済が取れています
我ながらいい具合の値幅の設定だったと思います
シミュレーションツールを使ってみた
それではここから実際にシミュレーションツールを使って、
今のトラリピの設定のリスクを確認してみます
8/5にトラリピにリニューアルリリースされたこの機能を使うと、
いまの自分の口座状況やトラリピの設定を踏まえた上で、
特定のレートになった時の維持率などをシミュレートすることができます
※複数通貨ペアを運用している場合はロスカットレートは算出できないのですが、
どのぐらいのレートになると維持率が100%を切る=ロスカットになるのかを、
シミュレートしてみました
シミュレーションツールの使い方
シミュレーションツールはPCからしか使えませんので、
マネースクエア のサイトのトレード画面のここをクリックします
こちらがシミュレーションツールの画面です
この画面の左の赤枠内のそれぞれのボタンから、
特定の通貨ペアのレートを変更してみたり、
入金・出金してみたり、
ポジションを持ったり決済してみた時に、
口座状況がどうなるかをシミュレートすることができます
今回は運用している4通貨ペアのレートを変更してみます
①画面左上の「レートを変更してみる」をクリック
②変更したい通貨ペアにチェックを入れる
③変更したいレートまで上げる/下げるクリック
以上です
あとは「登録する」をクリックするとシミュレーション結果が算出されます
このシミュレーションツール上では、
どれだけレートを変えても、
どれだけ入出金を行なっても、
どれだけポジションを決済しても、
実際の口座には反映されませんので、ご安心ください!
簡単なので、色々と触ってみるのがオススメです
各通貨ペアのシミュレーション結果
それでは実際にシミュレーションを行ってみます
運用している4通貨ペアが同じに下がるなんてことはあり得ませんが、
かと言って通貨ペアごとの下げ幅の強弱を予想することも不可能なので、
便宜上まったく同じレートで下がり続けたとしたとして、
ロスカットレートは算出できませんので、
維持率が100%を切るレートをシミュレーションしてみました
結果がこちらです
・・・これだけじゃ分かりませんね
と言うことで、
維持率が100%を切るときのそれぞれの通貨ペアのレートを
それぞれのチャートにおとしてみました
CAD/JPY
分かりにくいですが、
現在が79.9付近に対して、ロスカットレートは67.8です
まだまだ余裕ですね
ちなみにCAD/JPYは想定している長期レンジの下限≒ロスカットレートになりました
ちなみにですが、
下抜けした場合の追従のトラリピは2019/6/3当時の口座状況に合わせた設定だったんですが、
今回シミュレーションツールで検証してみて、
その追従のトラリピが成立した上でのロスカットが67.8ということが確認できたので、
追従のトラリピを細かくメンテする必要はなさそうということがわかりました
NZD/USD
現在のレートが0.646に対して、ロスカットは0.525です
こちらもまだまだ大丈夫そうですね
設定当初は0.634でしたが、
実績が積み上がってきたのと、通貨ペアの追加に合わせて資金も追加しているので、
ロスカットがだいぶ下がってきました
AUD/USD
現在のレート0.678に対して、ロスカットが0.557です
こちらも当初のロスカット0.609からロスカットがぐっと下がっています
まだ大丈夫そうです
EUR/JPY
こちらは現在のレート118.35に対して、ロスカットが106.26
運用を始めたばかりなので、ロスカットは当初の予定とほぼ変わりありません
こちらも大丈夫ですね
こうやって改めて確認してみると、
どの通貨ペアでもロスカットまで多少まだ余裕があることがわかりました
少なくとも早急に資金を追加したりする必要はなさそうです
まとめ
8月に入ってから全体的に相場が下げトレンドで、
トラリピの含み損がどんどん膨らんできていますが、
今回シミュレーションツールで確認してみて、
まだ大丈夫そうということが確認できました
トラリピは、
利益を出すことも大事ですが、
ロスカットにならないように継続し続けることも更に重要なので、
このシミュレーションツールも活用しながら、
安全運用を心がけていきたいと思っています